<archive>「ブルースにとりつかれて Vol.16」 パンフレット

 
 「ブルースにとりつかれて Vol.16」は、「DOWN IN LOUISIANA」という題で、メンフィスよりさらに南下してルイジアナのブルースに迫った。

 内容的にはシリーズ中、最も深い所に行ったと言える。回を追うごとに、われわれの興味が行くべき所に行ったと言えるのだが、<II>の文にあるように、ローリング・ストーンズを通じてなどで、すでにスリム・ハーポは鮎川誠にとっては、身近にいるスターだった。
 そこから始まって、<I>で力作を書いた奈良敏博も同様に、スリム・ハーポがいたレーベル、エクセロ(EXCELLO)に興味が広がっていた。戦前ブルースといい、ルイジアナ・ブルースといい、奈良敏博のレコード・コレクションは常に、深く静かに、先を行っていた。(「Still Water Runs Deep」)この「ダウン・イン・ルイジアナ」の文、本人は謙遜しているが、素晴らしい内容だ。

 一方で、<III>のいつもの曲目表のコメントは、字体から言って、松本康が担当しているようだ(たぶん)。あり得る事だが、自分自身のはっきりした記憶が無い。鮎川先生から「一回、松本君も書いてみんしゃい」と言われたのかなと思う。だが、当日の曲をかけながらの解説は、松本でなく、鮎川誠だったに違いない。そこまで、当時の私に人を納得させるコメントが出来たかどうか、確信が無い。ただ、われわれの常だが、福ビルの日本楽器で新着盤をチェックしていて、最初にクリフトン・シェニエのスペシャルティ盤『バイユー・ブルース (BAYOU BLUES)』を買ったのは、松本だった。そして、その足で、鮎川家に向かい、ザディコという当時としては新奇に思えた音楽に、一緒に驚いた事は、昨日のように憶えている。

 そうした各人各様のアプローチから、今回の特集はわれわれにとって、必然の流れだった。選曲は当然、鮎川誠主導だったが、今回は特にこの三人が力を合わせていたように思う。

 後日談だが、松本康が開いたジューク・レコードは、ブルースがそのセレクションの中心的な存在だが、今でもクリフトン・シェニエとザディコはその一角をしっかり占めている。クリフトン・シェニエのLPの在庫は日本でも指折りだと思う。是非、この際聞いてみて欲しい。 
 
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-1

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-2
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-3

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-4

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-5

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-6

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-7

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-8

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-11

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-12

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-13

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・ブルースにとりつかれて Vol.16 page-14
 
 
 
2013.8.5
ーーーー追加アーカイブーーーー
「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン)
 オムニバス大著『パラダイスへの道』(1990年出版)に収録された際に、トランスレート/再編成されたものの一部です。
オリジナル版の、見えにくい部分等を補強するためのもので、手書き表や、イラストなどはオリジナル版をご覧ください。

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-170
 
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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-171
 
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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-172
 
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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-173 

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