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「ブルースにとりつかれて Vol.11」 ホワイト・ブルース

 「ホワイト・ブルース」。今はそう呼ぶ事は少ない気がする。つまりはアメリカ黒人以外の白人によるブルースのことだが、ブルースも音楽として、肌の色、男女にかかわらず、世界中で演奏され、楽しまれている。だから「ホワイト・ブルース」とわざわざ言う事が無いのかも知れない。特に1960年代のストーンズやヤードバーズに始まり、ジョン・メイオール、フリートウッド・マックなどのイギリス勢の活躍から、ブルースがアメリカ黒人コミュニティー内の音楽だったものから、欧米や日本にも広く知られるものとなり、アメリカの「白人」の中にもポール・バターフィールド、キャンド・ヒート、ジョニー・ウィンターなどのように、ブルースを専門的にやる者も現れたり、レパートリーの中にブルース曲を取り入れるロック・ミュージシャンも多く現れた。

 「ブルースにとりつかれて」もブルースへのアプローチは、これらのロックから始まったとも言える。ただ今までは、あまり黒人白人と分けずに、混在させながら展開してきた。しかし今回は多くのリクエストがあったのと、ひとつのジャンルとしてもくくれるほど「ホワイト・ブルース」も百家争鳴の状況だったから、特集しようと言う事になった。今回取り上げたアーティストはそれぞれに特徴があり、逆に黒人のブルースには無いものも味わえたりする。今の時点でこの特集を組むとしたら、ヨーロッパや女性のものが多く組み込まれるだろう。
 ヒップホップ世代にも、一部でブルースが再評価されたりしたが、大勢としてはブルースはもはやアメリカ黒人の手を離れ、世界共通の音楽となっている。今の人には当時のわれわれの「ホワイト・ブルース」の特集はどう映るのだろうか。

 今回の執筆者は投稿やアンケートの分が多く、このシリーズが浸透してきた事を示している。<1><5>鮎川誠、<2>はすべて、当時の客の投稿集(SHIRLEY W.のペンネームは渡辺明子)<3>はアンケートの中から、<4>は常連だった小野実(投稿)、<6>の後記は店主の田原裕介。
 ガリ版の印刷のムラが激しく読みづらいが、熱意があれば。われわれも戦前ブルースをオリジン盤やヤズー盤で聴く時、SPを音源としているので、ノイズがきつく、土砂降りの雨の中で、向こうに微かに音楽が聞こえるような状態に、「雑音の向こうに真実を探れ」を心構えに、聞き入っていた。皆さんも、根気で。

 このアーカイヴ・シリーズの熱心な読者はもう気づいているだろうと思うが、パンフレットには次回の予告がちゃんとなされている。毎月1回のペースも守っているし、次回の内容も決めていた。結構成り行きでやっていたが、構想はしっかりしていた。だから続けられた。
 次回のVOL.12でシリーズ最高の盛り上がりを見せる事件が起こる。それは? お楽しみに。
 
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-1
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-2
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-3
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-4
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-5
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-6
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-7
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-8
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-9
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-10
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-11
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-12
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-13
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-14
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-15
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-16
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-17
 
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・ブルースにとりつかれて Vol.11 page-18
 
 
 
2013.7.1
ーーーー追加アーカイブーーーー
「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン)
 オムニバス大著『パラダイスへの道』(1990年出版)に収録された際に、トランスレート/再編成されたものの一部です。
オリジナル版の、見えにくい部分等を補強するためのもので、手書き表や、イラストなどはオリジナル版をご覧ください。

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-128

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-129

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-130

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-131

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-132

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「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) page-133

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