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ジューク・レコード・ニュース - 「レコード盤は文化遺産」

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「レコード盤は文化遺産」


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 ジューク・レコード35周年セール「復活 アナログ祭り」にシンクロして、アナログ・レコードを楽しむための初歩的な知識をまとめてみた。
レコードはメンテナンス次第で、いつまでも楽しめる。音楽もだが、それを包むジャケットも芸術品。大事にしよう。以下、レコード屋歴35年が語る、レコードの保存方法。参考にしてもらえると嬉しい。
 

アナログ・レコードよ永遠なれ!
(THE VINYL RECORDS PRESERVATION SOCIETY)

ACT 2 『レコード盤は文化遺産』

レコード盤の手入れ (Act Nice And Gentle)

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ジュークのレコード盤手入れの七つ道具、左から①手入れ用ふきん②水入りスプレー③灯油用ふきん④灯油入れ⑤大型ののり⑥補修用の紙⑦ヘラ

 レコードを手入れするにはどうしたらいいか。
レコード専用のスプレーもあるが、水で十分、普通の水で。ジュークでは「魔法の水」と呼んでいるが、ただの水道水。
1) それを図②の霧吹き(スプレー)に入れて、団子状に丸めた表面がやさしいガーゼのようなふきん(①)に軽く湿らす程度に吹きかける。乾いた布地がしんなりと柔らかくなったら充分。濡らしすぎてはいけない。買って直ぐのはのりがついている場合がある。その場合パリパリして固いから、しっかりのりを落としたものを使う。霧吹き(スプレー)が無くても、別にかまわない。水道で軽く濡らした後、水滴が落ちなくなるまで固く絞る。
 レコード盤をジャケットの上に寝かして、真ん中のラベルのところを押さえながら、ふきんで時計回りにふく。その場合、ジャケットの上に異物が無いきれいな状態であるのは、当然の事。ざらざらした表面で作業すると、傷がつくので特に注意する。たいていの指紋や汚れはこれで取れる。

2) 油分やセロテープのヤニなど、べたついたものが付着しているときは、別のふきんを灯油で湿らし、その部分だけをふく。あまり力を入れずに優しく何回かふく。その二通りでほとんどの汚れは落ちて、盤はきれいになる。灯油の代わりにジッポー・オイルでもいい、そちらの方が特殊だが。

3) それでも落ちない時は、食器洗いの中性洗剤を、その灯油用のふきんでいいから、使ってないところにつけて、指先にかぶせて、ふいていく。その後また、水用のふきんで洗剤をふき取るようにする。コーヒーやジュースをこぼした時などは、これぐらいしないといけないかもしれない。でも、まずは水拭きだけで。

 この三つのプロセスで、ほとんど手入れは解決する。ただし、いずれの場合も、盤の両端を両方の手の平ではさみ、前後か、上下に盤を振り、よく乾かして保護袋へ入れる。灯油の場合は蒸発しにくいので、特によく振って、しばらく放置するぐらいがいい。

レコード盤の保護 (Don’t Ever Change)

 それより、本当は予防が肝要。レコードの一番の敵は、カビ。ご存知のようにレコード盤には、その溝に音が刻まれている。それをレコード針(ターンテーブル)が感知して、アンプに伝えて、スピーカーから音が出る。それが素敵な音楽となり私たちを楽しませる。その溝にカビが生えるのが一番よくない。ノイズの原因となる、ジャリジャリと。
 カビは黒いものと湿気が大好き。だからレコード盤を通気の悪いところに置いてはいけない。黒の革ジャンもしかり。すなわち、押し入れなどは最悪。じめじめしている壁の側も避けたい。湿気は同時にレコード・ジャケットのシミの原因にもなる。
 押し入れしか場所が無いという人は、除湿機が望ましいが、これだけのためにはもったいないだろうから、せめてときどき扇風機を当てて通風し、換気をする。除湿剤程度では、効果がない。

 盤にはかせる下着のような乳白色の前方後円墳状のポリ袋は、湿気がこもりやすく、カビの温床になりかねない。保護袋はむしろ輸入盤に入っている紙製の方がいい。表面が擦れるのではと気になるだろうが、音は溝の中のあるのでさほど問題ではない、丁寧に扱いさえすれば。
 レコード盤は、直射日光を当てるのも禁物、あまりに暑くなると盤がそってしまう。そった盤はまずもってもとには戻らない。少しだと、プレーヤーの針の上に10円玉を乗せたら演奏は可能だが、サーフィンのようになる。「乗ってっけ、乗ってっけ、乗ってっけサーフィン、波に乗れ乗れ,,,,」と。また日光の紫外線はジャケットも色褪せの原因にもなる。
 大事に愛おしく扱ってやれば、レコードは半永久的に、使用にたえる。いつまでも、音楽を奏で続ける。そのために何より大事なのは、レコードは放置しとかないで、時々、ターンテーブルに乗せてやるという事。「転がる石に苔は生えない」のたとえになぞらえるなら、「回るディスクにカビは生えない(A rolling disc gathers no mold)」といったところ。

 「レコード盤は文化遺産、いい状態で、後世に残さなくてはいけない!!」
 
レコード・ジャケットの補修 (This Strange Effect)

 ここからはプロ仕様の話なので、一般的ではないが、ごく簡単な事なので、その気になれば直ぐマスターできる。
 人はそれぞれに行動パターンが違うから、盤以上にジャケットの方が痛みやすい。よくあるのが底抜け。それはまずレコード店で起きやすい。不特定多数の人が、持ち上げては落とす。それが、数百回、数千回繰り返される事がある。レコード屋泣かせ。ジューク・レコードでは、あまりに扱いが乱雑な人には、きつく注意する。個人でも扱いが荒いと、底が抜ける。レコードは丸いが、反面先が尖っているので、集中してそこに負荷がかかる。だから、常にジャケットの内側を打ち続ける。それが下部の真ん中を突き抜けさせる。
 
 それでは、ジャケット(本当はスリーヴという)の補修をレクチャーしよう。
 
 破れたジャケットは、セロテープで補修してはいけない。何年か経ったら、テープの接着剤がヤニのようになり、シミの原因になる。あくまでも、紙で補修したい。写真の⑥の短冊状の紙を用意する。厚さは封筒やハガキの紙くらい。たて長に半分におり、山折側にのりを塗る。乾かないうちに直ぐ、ジャケットの内側から破れている箇所に張り、⑦のようなヘラ(無ければ30cmくらいの定規)を当てて押さえつける。その後、外側からしごいて、さらに押さえつける。その際、糊がもりこぼれて、中がふさがる事があるので、こぼれた糊を、ぬれたふきんで取りのぞくようにする。
 次によくあるのが、ジャケットの「背」と呼ばれるアーティスト名、アルバム・タイトル、会社名、品番などが書いてある部分。ここが、逆に乾燥が原因で、めくれてきたりする。しかも、飛び飛びに。ここは少し技を要する。⑤のようなのりの一般的なものを使い、その先で、めくれた部分をわざと逆立てる。強く逆立てると、その部分が取れてしまい、文字が読めなくなるばかりか、棚に入れた時に、見た目が悪くなる。その逆立てた所にのりを塗り、上からゆっくりたたいて、ジャケットにくっつける。ジュークでは、この部分は先の細いのりを使う。つまり、細い、普通、大きいの3種類ののりがある。
 慣れるまでは、手間がかかるが、うまくいきだすと面白くなって、どんどん紙やのりで補修したくなる。その場合、ジャケットの内側と補修用の紙が同じ色であるのは言うまでもない。わざと違う色や模様付きにするへそ曲がりは、それは個人の自由。この方法は本や紙箱などにも応用が出来る。
 ジャケットに付着したべたついた成分は、先ほどの灯油でふき取る。ジュークでは「マジック・リキッド」と呼んでいるが、普通の灯油。
 ジャケットのへりがこすれて、印刷の色が落ちている場合があるが、その場合、油性のマジック・インキで塗り、先ほどの灯油がしみたふきんで、塗った後のテカリをとり、色をなじませる。すると、またジャケットが蘇る。ジュークでは極太から中字まで12色くらいの油性ペンを使っている。水性ペンは、ジャケットが濡れた時に、にじんだようになるので、不可。ジャケットの絵柄や文字がシールなどではげた時は、美術の修復家の気分で細い油性ペンで、直したりする。(「修復」というのはおこがましい)
ジャケットが水濡れして、ブヨブヨになり、紙と紙のあいだに空気が入り、浮いた状態になったら、「開腹手術」というのがある。それは高度なテクニック(?)が必要なので、ジュークに来られたし。その他、アナログ盤の悩み、相談を受けます。ただし、一見さんと電話での問い合わせはお断り。Face To Face !

ACT 1、ACT 2でアナログ・レコードの魅力に目覚めたり、そのよさを再認識したら、一緒に歌おう。
キンクスの「The Village Green Preservation Society」に合わせて。(http://www.youtube.com/watch?v=bz8TEinQD24
「ウィーアーザ、ヴァイナルレコーズ、プリザヴェーション、ソサイアティー,,,,,」 (We are the vinyl records preservaion society… )と。
そして、「ヴァイナル・レコード保存協会」に入ろう。会員は現在2人で、特にこれといった活動はしていないが。

 
 
ーーーーKeep On Jukin’ーーーー

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