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ジューク・レコード・ニュース - 2013-04-21

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2013-04-21

<archive>「ブルースにとりつかれてvol.1」パンフレット


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 いよいよ私のアーカイヴ・シリーズの最初のハイライトが登場する。それは「ブルースにとりつかれて」。
この「ブルースにとりつかれて」はサンハウスの鮎川誠が中心になり、今や伝説となったロック喫茶「ぱわあほうす」のオーナー、田原裕介の理解のもとで始めたレコード・コンサート。柴山俊之(菊)、篠山哲雄、奈良敏博といったサンハウスのメンバーのバックアップもあって実現した、ロックのイマジネイションの源泉のひとつになったブルースを集中して聞こうというイヴェントだった。1972年の12月から1974年7月まで19回、ほぼ毎月一回行われた。
 私は当時、このぱわあほうすのスタッフだったのもあり、初回から助手として参加し、徐々に編集スタッフの一員となっていった。
 その辺りのいきさつは、1990年に復刻の作業をした時に書いた私の文章も添えながら、明らかにしていきたい。
 まずは名刺代わりに記念すべき第1回「マディ・ウォーターズとチェス・レコード関係」のパンフレットを掲載したい。復刻版は数年前に一部公開しているので、全く未知の内容では無いと思うが、原版に忠実な再現は今回が初めて。門外不出というわけではなかったが、技術的な問題で断念していた。ネット時代のメリットを有効に使おうという訳だ。ジューク・レコードのルーツであると、はっきり断言できる。また同時に福岡のロックの源流のひとつになっているとも言って、過言でない。
 以後、回を追って全貌を明らかにしていきます。お楽しみに。(画像群の下へコメントは続きます・・・)

(画像をクリックすると別ウィンドウで拡大します)
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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-1

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-2

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-3

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-4

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-5

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-6

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-7

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-8

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-9

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-10

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-11

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-12

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-13

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-14

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-15

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-16

 まずパンフレットの執筆者の事を。このシリーズのパンフレットは、何故か無記名になっている。当初から各自が「俺が、俺が」というところが無くて、みんなで作り上げるといった感じだったのかなと思う。でも私は当事者なので、だいたい誰が書いたかわかる。(以下、文中は敬意をこめて、敬称を略する)
 まず第1章の「ごあいさつ」と「あとがき」は田原裕介、2章の「ブルースとはいったい、、、」、「ブルース・マップ」、3章「マディー・ウォーターズと、、、」は鮎川誠、その中の「僕の大好きな、、、」は柴山俊之、4章の「アーティスト紹介」は松本康、5章の「今回取り上げた曲のリスト」はほとんど全部、鮎川誠の選曲&監修。当時、柴山25歳、鮎川、田原24歳、皆、ちゃんと一家言あるところが凄い。ちなみに、松本は22歳、「アーティスト紹介」といっても、他の本に書いてあった事を短くまとめただけ、ただの門前の小僧。

 当日の音は、ぱわあはうすの空き時間に鮎川誠と松本が、オープン・リールのテープ・デッキにかける順に事前に録音しておき、用意していた。そこから3~5曲ずつかけては、デッキをポーズにして、鮎川誠が解説をするといったやり方を初回から貫いた。第1回はリストを見れば驚くが、80曲もかけている。しかも全曲ノー・カットだから、5〜6時間近くになったと思う。さすがにみんなも腹一杯になって、あくびも出そうなぐらいだった。あれも入れたい、この曲もとなって、本当は2~3回にわけてもいいヴォリュームを一回でやったという訳だ。
 何より特筆すべきは、この解説をやった鮎川誠のコメントがすべてアドリブだという事。放送局のように進行表や台本などいっさい無い、当然の事ながら。このとき鮎川誠はすでにこれだけの曲の魅力や特色を体得していたという事だ。まさに、第2章で書いた事を身を以て実践していた。それが「ブルース・マップ」によく表れていて、ブルースが分かる人には、この相関図の微妙な強調の仕方や流れに納得がいくと思う。今見ても素晴らしい!
 お客さんの入りはというと、ぱわあはうすは定員がテーブルとイス席の30人ぐらいのそう広くない空間だったが、20人にも満たなかった記憶がある。サンハウスがライヴをすると、全員スタンディングで、いつもぎゅうぎゅうの100人近くになっていた。メンバーのアナザー・サイド的なイヴェントには、そう人が集まるものではない。今も昔も同じ。
 でも、AD的な位置にあった私は、このレコード・コンサートの一番のファンと言いたいぐらい、鮎川誠の一言一句が堪えられなく響いてきた、「うん、これはよか」と。選曲の充実ぶりには、今でも驚くばかりで、当時の少ない音源と情報の中で、よくぞこれほどのものが展開できたと感心する。ロック好きのブルースという視点が、全く色褪せない。
 このパンフレットは、ほとんどその前日の夜、数人で手分けして、原稿を鉄筆で原紙に書き、謄写版(とうしゃばん)、いわゆるガリ版で印刷し、印刷したものを、最大の理解者シーナをはじめ、参加したヴォランティアを含めた全員で、帳合や製本をしていた。このガリ版は、そのころ自宅で学習塾をしていた松本が持ち込んだものだった。<ちなみに次の記事にある画像のもの(http://yokoyama.keikai.topblog.jp/blog_my_top/blog_id=7&date=2007-8-19)とほぼ同じもの> 当時コピー機は全然普及してなく、たぶん1枚あたりのコピー代はべらぼうだっただろう。
 ガリ版というものは、原理的に写真が取り込めない。だから文字ばかりになる。あとは手書きのイラストに頼るしかない。回を追う毎に、鮎川誠や篠山哲雄が、表紙などにイラストを入れるようになっていった。
 それよりもまず大事なのは、なぜパンフレットを作るようになったかという事で、それは発起人の三人、田原裕介、鮎川誠、柴山俊之の意向が強かったと思う。どうせなら、形になるものを残そうと。そして、ここでは鮎川誠の元明善高校新聞部のノウハウが活きる。ページ割りも「模擬(モギ)」というものを作ったりで、その教えが、後の私の印刷道と小冊子作りの先駆けともなった。
 とにかく、皆、やる気だけはあった。何がないからとくじける事無く、「どうにかする」の精神だった。 これぞまさに、「ロックの態度 (ATTITUDE)」!

 
 
ーーーーKeep On Jukin’ーーーー

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養老疾駆 僅奇異康 !

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