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ジューク・レコード・ニュース - 2013-04-13

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2013-04-13

「あるレコード屋の秘かな愉しみ」


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 私がレコード屋をしていて、味わう愉しみのひとつが、お客さんが売りに来る物にそそられる物がある時だ。7インチ(シングル)は、レコード・コレクションの究極の形はシングル盤だと思うけど、集めだしたら泥沼になるから、もう手を染めない。LPは、さんざん目にしたり、集めたりして来たから、余程じゃないと、ときめかない。音楽本も少々食傷気味。つまりはCDかDVDになっていく。iTuneで音源のライブラリーを作り始めてからCDが興味の中心になって来ている。当然、人それぞれに音楽の好みが違うから、お客さんが持ち込む物も千差万別。その中に興味津々のものがあれば、ここはご免なさいだが、自分が真っ先に買う。そういう特権がないと、長い間モチヴェイションも続かないし、自営業は定期的なボーナスもないからと、自分を甘やかす。でも、欲しい物を何から何まで、自分の物にしていたら、店は傾くから、そこは自制心も働く。つまりはiTune化だけして、後は、本来あるべき姿だが、店頭に並べる。
 さらにもうひとつ、お客さんがもたらす物が、未知の情報だ。つまり、知らないCDが本当に多い。知っているアーティストでも、見た事のないアイテムと出くわす。「こんなのが出とったのか、知らんやった」

Maxwell Davis / Wailin’ Daddy: The Best of Maxwell Davis 1945-1959 (2011)
Maxwell Davis / Wailin’ Daddy: The Best of Maxwell Davis 1945-1959 (2011)

 そんな一枚を。それはマックスウェル・デイヴィス<MAXWELL DAVIS>の『WAILIN’ DADDY』(Fantastic Voyage FVTD-130)。3枚組でしかも、2000円ぐらいで買えるようだ。マックスウェル・デイヴィスは第二次大戦後のアメリカ西海岸で興り、隆盛を極めたブルース/R&Bシーンでまずはサックスのセッションマン、次にバンド・リーダー、アレンジャー、プロデューサーで活躍した、言わば縁の下の力持ちで、LP時代は知る限り、一枚の編集盤しかなかったと思う。それが、いきなり3枚組?! よく見ると、1枚目が自己名義の録音、2、3枚目がそれぞれ、1940年代、50年代の、サックスで参加した曲などが集められている。私はジャズはほとんど聞かないから、サックスと言えば、1950年代のリトル・リチャードなどのR&Bでの間奏で聞ける豪快なブロウ。この時代、ジョー・ヒューストン<JOE HOUSTON>やビッグ・ジェイ・マックニーリー<BIG JAY McNEELY>など、多くのホーン・ブロウアー(Horn Blower)が大活躍。しかし、マックスウェルはそれほど知名度は高くない。でも、そのブロウは一流。このCD、実にコスト・パフォーマンスがいい。Tボーン・ウォーカー<T-BONE WALKER>やパーシー・メイフィールド<PERCY MAYFIELD>といった重要人物だけでなく、歴史に埋没した多くの魅力的なR&Bミュージシャンが並び、戦後の西海岸R&Bシーン(その多くがテキサス出身)の豊かさの一端を知る事が出来る。

 このCDセットの一枚目を、いつものように「ながら」で聞いていたら、何やら聞き覚えのあるメロディーが。「知ってるのに、なぜ出てこない」しばらくすると、あのタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」じゃないかと思えた。それで、ジャケットを見てみると「Strange Sensation」とある。「あれぇ?」ネットで「Strange Sensation」で探すと出てこない。作曲者を見ると、GERARDO MATOS RODRIGUEZとある。調べたら、「ラ・クンパルシータ」の作者だった。家に帰り、本場物のヴァージョンを聞くと、そうだった。マックスウェル・デイヴィス版はマッタリしていて、タンゴの持つキビキビした感じが無く、しかもずーっとサックスがメロディーを奏でている。これじゃぁ、すぐには分からないよ。まあ、こうした事が外からもたらされる。

 
 
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「スクリーン」


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 映画館に行けてない、ずっと。映画好きだと自認しているのだが、全くもって映画が縁遠くなっている。家には、格安になったと知った5年ほど前、ネットで鬼のようにVHSで、4桁に達する数の映画ソフトを買ったのだが、性格上、見る見ないの波が激しく、今はべた凪の状態。このところ、尻たたき人から音楽についてのブログを書くノルマを課せられているので、尚更だ。
 ブログも音楽だけじゃ淋しいので、映画の事も書きたい。映画に関する本も、半端ない数を集めてしまった。その事も、追々。

 さて私の映画への想いの始まりは、中学生のころ、1964年頃だった。自分の意志で、映画館に行ける年頃なので、小遣いがたまったり、親戚の食料品店でアルバイトしたりした時、よく映画を観に行った。それも、近場の二番館が主だった。料金は2本立てで100円もしなかったと思う。それとても、わずかな小遣いでは、食べ盛りの少年には、痛い出費だった。つまりは、焼きそばやたこ焼きやうどんに小遣いは消えていた。

映画雑誌「スクリーン」

 そんな中で、映画への渇望を少なからず満たすものが、映画雑誌「スクリーン」だった。しかし、当時の価格が200円。この頃のバイトの時給が6~70円だったから、今と比べて10分の1。つまり、今での2000円くらいの雑誌を中学生が買える訳がない。さらに言うと、当時あまり関心のなかったレコードへの出費はほぼ皆無だった。なにしろ、シングル盤は350円近くしていたし、1500円のLPなんて、対象にもならなかった。

 しかしである。この頃、貸本屋というものがあった。私は近くの貸本屋で、この「スクリーン」を借りて、外国への憧れを募らせていた。借りる代金はたぶん1泊2日で、20円ぐらいだったと思う。同時期に「映画の友」という映画雑誌もあったが、カタカナの方がよかった。毎月欠かさず借りるようになると、何日にこの貸本屋に新刊が入ってくるか分かるようになった。それからは、初日に待ち構えて、誰よりも先にピカピカの「スクリーン」を借りていた。

 歳月は流れ、すっかり大人になった私の前に、その頃の「スクリーン」が現れた。それは大名にあった古本屋「痛快洞」での出来事だった。ここは、昔の漫画のマニアにはこたえられない店だったが、映画の本や 往時の雑誌も充実していたので、しばしば訪れていて、ご主人とも少し親しくしていた。そんなある日、昔の「スクリーン」や「映画の友」がどっさり積んであった。しかも5~600円の価格帯、本の状態も良好。かつて、東京の神田で見かけた時は、一冊2~3000円もしていた。それにはときめくものがあっても、さすがに手を出すのがはばかられた。そういう事情だったから、この時、一気に数十冊が我が家にやってくる事になった。その後もご主人は私を意識して、古書市でこの両誌を競り落としてくれるようになり、その度に私のコレクションは増え続けた。しかし、残念な事に、わたしの大のお気に入りの痛快洞は、店舗をたたんでしまい、ネット販売だけになってしまった。私は行き場所のひとつを無くしてしまった。そして、「スクリーン」コレクションも暗礁に乗り上げている。

 <今回は、映画そのものに触れる事無く、終了。「お楽しみはこれからだ」ということで、To be continued…>

 
 
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